
私自身、成人を超えた21歳、22歳の頃に歯列矯正(裏側矯正)をしました。
そして、30歳で前歯(上の歯)4本をセラミックにしました。
セラミック治療(矯正)をして約3年経過し、歯科矯正、セラミック治療(矯正)を振り返ってみて、後悔したことなど頭によぎるようになりました。
話が長くなってしまうので、今回の記事では、歯列矯正(裏側矯正)について、良かったことも含めて、歯列矯正のメリット、デメリットについて語らせてください。
注意として、やたら歯の画像があります('ω')
また、記事内の引用元は私が通っていた矯正歯科さんではございません。
- 歯列矯正(裏側)に興味のある方
- これから歯列矯正を検討しようとしている方
- 歯列矯正(裏側矯正)を実際にされている人の意見(口コミ)を聞きたい方
セラミック治療(矯正)についての体験談はこちら
- 歯列矯正とは
- なぜ、裏側矯正をしようと思ったのか
- 歯列矯正(裏側矯正)をして良かったこと(メリット)
- 歯列矯正(裏側矯正)で失敗や後悔したこと(デメリット)
- まとめ:歯列矯正(裏側矯正)をおこなった私が感じたメリット・デメリット
- 終わりに:歯列矯正(裏側矯正)はやらなきゃ良かったのか?!
歯列矯正とは
歯列矯正(しれつきょうせい)とは、歯列の不正咬合を治すこと。
ワイヤーなどによる矯正力により歯を正常な位置に移動させ、あるいは上顎骨、下顎骨の形態変化を起こすことで、審美性や顎口腔機能の回復やその予防を目的とする。不正咬合は多くの疾患や機能障害の原因となり、これを取り除く矯正歯科の役割は大きい。 日本では、一般の矯正治療には保険が適用されないが、外科手術を必要とする症例には保険適用がある。
日本では、審美目的の矯正などでは保険が適用されないため、大体60万から120万円の費用が必要となる。アメリカ合衆国では個人の医療保険がありニュージーランド、イギリスなどでは学生(10歳―18歳)は不正咬合の難易度によって無料で、軽度の不正咬合には開業医(専門医)で治療を受ける必要がある。
とのことで、特殊なワイヤーなどの矯正器具を使用して嚙み合わせや、歯並びを整える(審美性)治療。そして日本では、この歯列矯正が審美目的だと保険適用外となっています。
歯列矯正の種類は
- 表側矯正
- 裏側矯正(舌側矯正)
- 床矯正
- イビザライン(マウスピース矯正)
などがあります。
そして、私がおこなった歯列矯正は、裏側矯正(舌側矯正)です。
裏側矯正はこのような感じで歯の裏側、舌側に矯正器具を装着して、歯列矯正をします。
なぜ、裏側矯正をしようと思ったのか
私自身、歯並びに関して気にしていなかったのですが、職場関係者に『歯並びが惜しい!歯並び治したら?』と言われたのが、後にセラミック矯正までに至った始まりとなります(原因)。
で、その頃の私がハマっていたのは運気を上げる術として、広角をあげる笑顔の練習だったんです笑
陰で笑顔の練習をしている人が『歯並び悪い』って直接言われちゃってさ~
そんでもって、言われたことに関して気にしいぃーなピュア心を持っていた20代前半の頃の私は、すぐさま矯正を考えたのです。
すぐさま矯正と考えたのは、歯列矯正をしていた知人がいたからなんですけど。
私が裏側矯正をする前はこんな感じの歯並びでした。
1本『くいっ』ってな感じで歯並びがずれていますが‥
自分でも気にしていなかったし、『そこまで(矯正するまで)悪くなくない?』と、友人達に言われていたのですが(社交辞令だったのかもしれないw)、プリクラなんかを見返すと、確かに歯並びがガタガタしていると思って、歯並びが悪いことが次第にコンプレックスになってしまったんです。
そして、同時期に親知らずが痛くなって近所の歯医者に行くという、タイミングが諸々重なって、最初の診察のカルテで矯正に興味があるという箇所に丸をした覚えがあり(ちょっと曖昧だけど)、通っていた歯医者さんから矯正歯科の先生を紹介していただいたんです。
紹介していただいた矯正歯科で、矯正の種類を聞いて、表側矯正でも金属製ブラケットではない種類もあって迷ったのですが‥
接客業をしていたこともあり、ましてや、歯並びがコンプレックスとなっているのに、分かりにくいといっても前歯に矯正器具をつけて人と目を見て話せるのかい?ってな感じで自問自答した結果、矯正していることが分かりにくい裏側矯正(舌側矯正)をすることに決めたんです。
歯列矯正(裏側矯正)をして良かったこと(メリット)
表側矯正よりも目立たない
私自身、気にしぃぃな性格の為、裏側矯正に決めたことは本当に良かったと思っています。裏側矯正の期間ですが、約1年半程でした。
この期間については、個人によってだいぶ変化すると思うのですが、1年以上もの期間、前歯の矯正器具を『どう見られているのかな』とか気にしないで済んだことが最大のメリットだと思いました。
ナチュラルな綺麗な歯並びになった
表側矯正よりも裏側矯正が目立たないのが最大のメリットですが、歯列矯正をして良かったことは、もちろんコンプレックスであるガタガタだった歯並びとおさらばできたことです!
ナチュラルな自然で綺麗な歯並びが歯列矯正をして叶ったのです✧⁎
『歯並び綺麗だね』と言われるようになった
ナチュラルで綺麗な歯並びとなった私におこった事が‥歯列矯正をしてから人生で初めて『歯並び綺麗だね』と、褒められるようになったのです。
もう、ただ単に褒めてもらいたくてニコニコしまくっていました('ω')
写真を撮られる時も笑顔に自信がもてる
ナチュラルで綺麗な歯並びとなり、『歯並び綺麗だね』と褒められるようになった私は、ただ単に褒められたくてニコニコ笑顔を振りまいていたのですが、写真を見返すと、まぁ~本当に大口で笑っているんですよ。人前で。自分でびっくりしちゃうくらい。本当は陰キャなんでw
歯並びが悪いことにコンプレックスを抱いた私は、歯列矯正を終えて、自然で綺麗な歯並びとなって褒められたり、歯並びを褒められたくて笑顔振りまいていた感もありますが、いい意味の結果として笑顔がクセ化し、写真を撮られる時も歯を出して笑うといった笑顔に自信がついたのです。
しかも、大口で笑っている人の周囲を想像してみて欲しいんですけど、周囲に怒っていたり不機嫌な人がいるって思わなくないですか?大口で笑ってる人がサイコじゃなければ、周囲も楽しんでいると思うんですよ。
歯並びどーのこーのではないですけど、笑顔って伝染したり、誰かの笑顔を見て安らいだり、ホッとした気持ちになったり、気持ちが落ち着いたりしません?(不審人物を除いて)笑顔っていうのは最強なんですわ('ω')
歯列矯正(裏側矯正)で失敗や後悔したこと(デメリット)
高い!
治療費は病院によって異なりますが、私がおこなった裏側矯正の金額は約150万円程でした。
ローンで返済しましたが‥たっかいですよね。
食事がしにくい&話しにくい
私自身、したっ足らずと言われるんですけど‥逆に舌が長いと思っているので、したっ足らずのような聞こえになっているんですけど‥。で、舌が長い私からすると、歯の裏側の矯正器具が邪魔で話しにくくて、余計に『したっ足らず?』と言われることが頻繫にありました。
また、歯の裏側にある矯正器具に食べ物が挟まったり、食事がしにくかったです。
矯正器具が頻繫に外れる
食事がしにくいのもあった理由として、歯の裏側に矯正器具があることから、食べ物を食べた時にワイヤーと金具部分の一部分が外れるなんてことが度々ありました。
定期検診で直して頂いていましたが‥私が通っていた矯正歯科の先生がツワモノだったのです。
矯正器具が外れてしまって4回目くらいのこと‥
『僕の作品になにしてるんですか!!!!』って、治療器具が置いてある場所を叩きながら一方的に怒鳴られたんですよね。
啞然とする→ショック化→腹立つ→歯食いしばって、また矯正器具外れるんじゃないかと思いましたわ。
で、こちら側としても、好き好んで矯正器具を外しているんじゃないし、いかに矯正器具を外れないようにするかってことですんごいストレスでした。
顎間ゴムが笑った時に気になる
顎間(がっかん)ゴムってなんなのって話しですよね。
顎間ゴムとは、「ゴムかけ」や「エラスティックゴム」などともよあれ、矯正治療の途中で使われます。この顎間ゴムは医療用のゴムで作られており、体にも害はありません。
顎間ゴムの目的は、ブラケットとワイヤー、マウスピースなどの矯正装置による歯の移動を補助するように、細かな噛み合わせの調整をすることです。矯正装置によって歯が動き、歯並びがきれいに並んでも、正しい噛み合わせはまだ整っていません。矯正治療の最終的なゴールは歯並びの改善だけでなく、噛み合わせを正しく整えることです。矯正装置にゴムをかけて上下の歯を動かして安定した噛み合わせに導きます。
顎間(がっかん)ゴムの矯正治療中に使われる目的は、矯正措置による歯の移動を補助、細かな嚙み合わせを調整してくれる医療ゴムなんですけど、どんな感じなのか画像をお借りして‥
この顎間(がっかん)ゴムのつけたり外したり~ってことは慣れですぐに装着できたんですけど、装着している時に、口を開いたりして笑ったりするとき、矯正をしていることを知らない知人は『👀』←こんな目で私の口元を見ていましたw
なので矯正していることを打ち明けると‥
『なんだ~!そうだったの!唾液が伸びているのかと思ったよ!』なんて言われるもんで、顎間ゴム装着時に笑ったりするときは口元を隠してお上品に笑うように心掛けていました('ω')
また、装着は簡単ですが、食事の際につけたり外したり、替えの顎間ゴムを持ち歩いたりってことが面倒くさかったです。
就寝中などマウスピースをしなくてはならない
歯並び整いました、裏側矯正の矯正器具を外し終えました、終了!めでたしめでたし!ちゃんちゃん!では終わりません。
整体とか骨盤矯正とか行かれる人は、『一度矯正しても身体は覚えているから元に戻ろうとする』と、言われたことありませんか?
歯の矯正後も同じで、元の状態を覚えているから元に戻ろうとするんですって。身体って凄いよね。
で、元の状態に戻ることを防ぐ為にも、矯正後の状態を覚えさせる為にも、矯正器具を外したら透明のマウスピースをするように言われていたんです。
大人になって矯正するって、歯(歯並び)の形状記録が身体に染み付いてしまっているのもあると思うのですが『矯正器具外したら終わりじゃないの?まだやるの?』って感じで、歯列矯正の終わりの見えない始まりを知ったのです。
期間がかかるし、定期的に矯正歯科に通わなくてはならない
初期のカウンセリングでは、頭蓋骨をレントゲン(?)で計測して、抜歯をするか否かだったり、どういった過程で進めていくか、どのような歯列矯正をおこなうのかだったり‥
矯正器具をつけました、月に1~2,3回通って定期的に治療してもらって、矯正器具を外しました、マウスピースを作りました‥だいたいここまで、約1年半の月日がかかりました。
ですが、上記でお伝えした通り、矯正器具を外してもマウスピースをしなくちゃいけないので、歯列矯正に終わりがあるのか否かなのです。
ダイエットと一緒じゃんって思っています。
先生選びがまじで重要
私自身、歯列矯正を振り返ってみて、一番デメリットを感じたのは、矯正歯科の先生との相性が合わなかったことでした。
冒頭でお伝えした通り『矯正をしたい!』と思った丁度いいタイミングで親知らずが痛くなって近所の歯医者さんに行きました。そこの先生がいい意味でフレンドリーで、初めての診察後、私の携帯に電話をかけてきたのですよ。カルテに記載した電話番号を見てです。電話の内容は『仕事なにしているの~』だとか治療に全く関係のない会話でした。
で、当時無知で若かった私からすると『近所だし住所も連絡先も知っててこわい』から変にバックレることが逆にできず、ある意味、先生の営業結果に繋ったのか分かりませんが、近所の歯医者さんの言われるがまま、紹介された矯正歯科に通うようになったんですね。
その紹介していただいた矯正歯科の先生は上記でも伝えたように、矯正器具が外れてしまうと『僕の作品になにしてるんですか!!!!』とか怒鳴ってくるツワモノ‥。
もちろん私も悪いのでしょうが、色々付き合いで食事をしているのも知っていて怒鳴るって‥?20ちょいの子に50歳近い歯科医がって今でも啞然とするところがありまして‥
あと、こんなこともありました。
以前、歯の矯正をする際、歯医者さんで頭蓋骨の骨格をレントゲン?だかで計測してくれたのですが、歯科医の先生が『○○さんは頭蓋骨が標準よりも少し大きめだねえ』と、『先生教えてくださってありがとうございます!私は頭蓋骨が大きいことを知れて助かりました!』とか思わないようなことを教えてくれました。
引用:こんなはずじゃ‥ -50kg痩せて想定外だったこと【ダイエット体験談】 - ともちゃん.me (tomochan.me)
もうね、最初から本当に相性が合わない先生だったんですよね。
結果として、ローンを払い終えてその矯正歯科には行かなくなりました。
歯列矯正は長い期間に渡ります。ましてや、お金もとんでもなくかかって、食べずらさのストレスだったり、矯正器具や顎間ゴムの見た目や、人によっては痛みも伴うわけで、これで矯正歯科の先生が合わないって‥
矯正歯科及び先生選びは本当に重要だと思います。
芸能人のような真っ白な歯並びにはならない
裏側矯正を終えてから、月日が経過すると『芸能人のような真っ白い歯になりたい』と思うようになりました。
歯のクリーニングや、ホワイトニングは定期的におこなっていたのですが‥歯の色の違いが気になるようになったのです。
歯列矯正は、自然のナチュラルな歯並びになりましたが、あくまでも自然で綺麗な歯並びです。
約150万円かけて、歯列矯正をして、歯並びが綺麗になったとしても、芸能人のような真っ白い歯きらーーーん✧⁎⁺✧といった歯にはなりません。
『歯並びを綺麗にしたい』と、『真っっ白い歯並びにしたい』とでは、似ているようで全く異なるのです。
そして放置すると矯正前のように元に戻ります
もはや悲報です。悲報。
引っ越しやら何かと騒がしい頃、マウスピースを失くしてしまったんです。間違えて捨ててしまったのかも知れないのですが‥
で、マウスピースをしないで約3~4年後の29歳の頃に『矯正前に戻ってきているじゃないか!!!!』と確信したのです。
マウスピースをしないで約3~4年後の29歳で確信したとのことですが、その前から気がついてはいましたが、正直言って受け止めたくなかったのです。
矯正前、矯正後、矯正して数年後でまとめてみました。
分かりやすいのが、矯正前の1本『くいっっ』ってなっている歯が、形状記録残ってたんかいってくらい、元に戻ろうとしているんですよ。ちーん。
元に戻ろうとしているというか、実際にガタガタになっているじゃんってことです。
ということは、また、振り出しに戻るということが起きました。
まとめ:歯列矯正(裏側矯正)をおこなった私が感じたメリット・デメリット
メリット
- 裏側矯正は表側矯正よりも目立たない
- 自然で綺麗な歯並びになる
- 歯並びを褒めてもらえる
- 笑顔が素敵と褒めてもらえる
- 歯並び、そして笑顔を褒めてもらえることで笑顔が自信に繋がる
- 自信となった笑顔が周囲に伝染することもある
デメリット
- 審美目的だと保険適用外で料金が高い
- 定期的に矯正歯科に通わなくてはならない
- 期間がめっちゃかかる
- 裏側に矯正器具があることから、食事がしにくい
- 裏側の矯正器具に舌があたって、話しにくい
- 矯正器具が外れることがある
- 顎間ゴムの装着がめんどくさい
- 顎間ゴムを見られるのが恥ずかしい
- 矯正器具を外したら終わりではない
- 就寝中などマウスピースをしなくてはならない
- 芸能人のような真っ白な歯にはならない
- 矯正歯科、及び先生との相性が合わないとストレスでしかない
- そして、マウスピースを紛失、矯正歯科に行かなくなると元の歯並びに戻る
私は、抜歯しなくて済んだのと、痛みで寝られないなんてことはなかったですが、もし、抜歯や痛みも伴っていた場合、デメリットが増えていたかと思います。
終わりに:歯列矯正(裏側矯正)はやらなきゃ良かったのか?!
振り返ってみると、デメリットがめっちゃ多かったなぁって自分でも驚きました。
『歯列矯正はやらなきゃ良かったのか?』と言われると、率直には答えられません。
お金も、時間もかかりましたが、いくら相性が合わない先生だとしても、懸命に治療してくださって歯並びが良くなったことは間違いないですし、初めて会った人に歯並び褒めてもらえたり、いいことが沢山ありました。
マウスピースを失くしてしまった、マウスピースをできなかったことで、歯並びが元に戻ってきてしまった訳なので、個人の不注意になる訳ですよね。
(分からないのですが、マウスピースをしても元に戻るんでしょうか?)
前歯の色合いとか歯全体を芸能人のような真っ白い歯にするとなると、歯列矯正では無理なので、人によって、どのような状態が目標(憧れ)なのか着目点によって考え方が異なってくると思うんです。また、現状の歯によってとか。
結局のところ‥前歯の詰め物が劣化→色合いが合わない&また歯並びが気になるようになってしまったので、上の歯4本をセラミックにしたんですけど、これもまた、最近振り返ってみると進行形で考えることが多々ありました。
セラミック治療(矯正)についての体験談はこちらです。
以上!
歯列矯正(裏側矯正)はやめたほうがいい?!大人になって分かった失敗や後悔|メリット・デメリット【体験談】でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!